スパコン「富岳」順位下げ4位 世界の計算速度ランキング
理化学研究所は13日、スーパーコンピューター「富岳」が世界の計算速度ランキング「TOP500」で4位になったと発表した。前回の2位から順位を下げた。 【写真】9年ぶりスパコン世界一 「富岳」の実力とは 20年
TOP500は計算能力を総合的に示すランキングで年2回発表。産業利用、ビッグデータ解析で重視される別の2部門では8期連続の首位だった。理研計算科学研究センター(神戸市)の松岡聡センター長は「長期間にわたって世界トップクラスの性能が維持できているのは、継続的な研究開発で性能向上を図ってきた成果」とコメントした。 富岳は同センターで稼働中で毎秒44京2千兆回の計算が可能。1位は、米オークリッジ国立研究所の「フロンティア」だった。