姚明氏が中国バスケ協会会長辞任 代表チームの成績不振で
【AFP=時事】米プロバスケットボール(NBA)のヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)などでプレーした伝説的選手の姚明(Yao Ming、ヤオ・ミン)氏(44)が31日、中国代表チームの成績不振を理由に、7年間務めてきた同国バスケットボール協会(CBA)の会長を辞任したことを明らかにした。 【写真】NBAならぬ「村BA」 中国で人気沸騰のアマチュアバスケ バスケットボール人気が非常に高い中国国内において、2011年の現役引退後も最も高名なスターとして知られている姚明氏は、国営新華社通信に対し、辞任の理由について「代表チームのパフォーマンスと結果が、残念ながら期待に応えられなかった」ためと説明した。 以前には男子代表チームの選手を「怠け者」呼ばわりし、強豪国とは「非常に大きな差」があると指摘していた姚明氏だが、昨年代表チームが2024年パリ五輪の出場権を逃した際には「責任を取る」と述べていた。 同日にはCBAも、「慎重に検討し、中国バスケットボールの発展と個人の考えを考慮した」上で、姚明氏の辞任を承認したと発表。新華社通信によると、同氏が約2年の任期を残して辞任を決断したのは、次の五輪に向けて協会が時間を最大限に活用してチームを改善できるようにするためだとされている。 姚明氏はCBAの声明で、「バスケットボールは、過去も現在も未来も常に自分がこよなく愛するキャリアだ」とし、「これからも皆さんが、私と一緒に中国バスケットボールを支援してくれることを願っている」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News