【大雨情報】台風1号が日本へ接近…梅雨前線が活発化 東京で「150ミリ」九州で「300ミリ」の雨予想…線状降水帯が鹿児島と宮崎に発生の可能性【27日~31日の雨・風の最新シミュレーション】
強い勢力の「台風1号」は27日正午時点で、中心はフィリピンの東海上にあり、今後、進路を東寄りに変えて、沖縄、本州の南海上へ進む見込みです。また、前線の活動が活発となり大気の状態が非常に不安定となることから、九州~関東地方の広い範囲で、警報級の大雨になる可能性があります。 【画像を見る】気になる台風の今後の進路は?詳細を図解 気象庁によりますと、27日正午時点で、「台風1号」は中心がフィリピンの東海上、時速10キロの速さで東北東に進んでいて、中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル、中心から半径35キロ以内では風速25メートル以上の暴風域を伴っているということです。 「台風1号」は今後、進路を東寄りに変えて、29日午前9時には、中心は南大東島の南・約200km、中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルが予想されています。 30日午前9時には本州の南海上へ進み、中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートル、暴風域を伴いながら進むと予想されています。その後31日午前9時には本州の東海上へ進む澪通しです。 近畿を含む本州では、海は波が高くなるほか、台風が連れてきた熱帯由来の非常に湿った空気の影響で、前線の活動が活発になり、28日(火)は警報級の大雨になるおそれがあります。今後の情報にお気を付けください。
九州南部で最大300ミリ 関東甲信でも200ミリの雨予想
各地の雨の予報です。前線上の低気圧が西日本から東日本の太平洋側を進む見込みで、低気圧や前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発となり、南西諸島から東日本では大気の状態が非常に不安定となるでしょう。 鹿児島県(奄美地方を除く)、宮崎県では、27日夜~28日日中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。 【雨の予想】 27日に予想される1時間降水量(多い所) 宮崎県 30ミリ 鹿児島県(奄美地方を除く) 50ミリ 奄美地方 30ミリ 28日に予想される1時間降水量(多い所) 宮崎県 60ミリ 鹿児島県(奄美地方を除く) 80ミリ 奄美地方 50ミリ 28日正午までに予想される24時間降水量(多い所) 宮崎県 250ミリ 鹿児島県(奄美地方を除く) 300ミリ 奄美地方 180ミリ 29日正午までに予想される24時間降水量(多い所) 鹿児島県(奄美地方を除く) 50~100ミリ 奄美地方 50~100ミリ また、鹿児島県(奄美地方を除く)、宮崎県には27日夜~28日日中にかけて、線状降水帯の予測情報が発表されています。