「船長の判断で引き返すと思っていた」桂田容疑者は従来の主張繰り返す 北海道知床・観光船事故
STVニュース北海道
おととし(2022年)、知床沖で観光船「KAZU I」が沈没した事故で逮捕された運航会社社長の桂田精一容疑者が、「船長の判断で引き返すと思っていた」などと従来の主張を繰り返していることが分かりました。 「知床遊覧船」の社長桂田精一容疑者はおととし(2022年)4月23日、運航管理責任者として安全を確保する義務を怠り知床半島沖で観光船「KAZU I」を沈没させ乗客乗員26人を死亡させた疑いで逮捕・送検されています。 事故当日現場海域には強風・波浪注意報が発表されていました。 捜査関係者によりますと桂田容疑者は逮捕後の取り調べに対し天候が荒れた場合、「船長の判断で引き返すと思っていた」などと従来の主張を繰り返しているということです。 釧路地検などが桂田容疑者の取り調べを進めています。