撮影／山田健史

女優・武田玲奈主演作『あなたの恋人、強奪します。』が、ABCテレビにて4月14日、テレビ朝日にて4月13日より放送を開始する。永嶋恵美による『泥棒猫ヒナコの事件簿』シリーズを原作とする本作は、強奪率100％の凄腕女探偵がクズ男との恋愛トラブルを“強奪”で解決する痛快略奪エンターテインメント。探偵事務所「オフィスCAT」の社長で探偵・皆実雛子（ヒナコ）を演じる武田に、本作の見どころや共演の渡邊圭祐、渡邉美穂の印象、女優としての転機などを聞いた。 【写真】武田玲奈の撮り下ろしカット【7点】 ――武田さんにとって初となる探偵役で単独主演作品です。やはり主演は嬉しいものですか。 武田　嬉しいものですね。以前から読んでいた原作だったこともあって、実写化のお話も、この役ができるということもすごく嬉しかったです。絶対に参加したいと思いました。 ──現場の印象はいかがでしたか。 武田　すごく和気あいあいとしていて、穏やかな撮影現場でした。オフィスCATのメンバーとして共演する渡邊圭祐さん、渡邉美穂さんのお2人がすごく明るくて、よくお話されるタイプの方たちなんです。美穂ちゃんの明るさは役の印象にとても近いなと感じました。美穂ちゃんも、美穂ちゃんが演じる梨沙もすごく天真爛漫なんです。それでいて気遣いも細やかな方なので、周りを見ながら盛り上げてくれて、すごくありがたかったです。圭祐さんは、私より年上のお兄さんですが、良い意味でそれを感じさせず、すごく話しやすい方です。 ──今回の役作りではどんなことを心掛けましたか。 武田　普段のヒナコさんはフラットな印象があるんですが、変装すると男性のタイプに合わせたキャラクター性が出てくるので、そこのギャップを見せたいなと思っています。自分でも、男性が好きそうな雰囲気を研究して臨んでみました。 ──武田さんご自身は、ヒナコのように相手に合わせて自分の見せ方を意識することはありますか。 武田　私自身は特に気にしていなくて、いつもフラットですね。そういう意味では、世渡り上手な方ではないんだと思います。受け止められ方をあまり考えずに自分を生きているという感じ。以前は、相手に合わせようと頑張っていたこともあるんですが、自分には向いていないなと思って、諦めました。 ──作品にちなんで、武田さんが今、“強奪したいもの”を教えてください。 武田　私は“時間”を強奪したいです。趣味が多いんですよね。やりたいことが多いのに、体力が追いつかないので、休む時間が欲しい（笑）。もし今、時間をもらえるなら、ゴルフに行くか、自分のメンテナンスをしたいです。それから、犬を飼っているのでドッグランにも行きたいし、アニメやゲームも好きなので、それを見る時間も欲しい。美術館も好きなので行きたいし、座禅にも行ってみたい。色んなことに興味があって、時間が足りないんです。