早くも去就注目!? 今オフのFA大穴候補(5)阪神に不可欠な”1軍戦力”だが
シーズンオフに大きな話題を集めるのが、フリーエージェント(FA)移籍だ。球界を代表するような選手が権利を行使すれば、その動向に注目が集まる。一方、FA権取得者の中には地道に活躍を続け、チームに貢献してきた選手も少なくない。そこで今回は、今季中にFA権を取得した大穴候補を紹介したい。(※今季成績は8月4日時点)
原口文仁(阪神タイガース)
・投打:右投右打 ・身長/体重:182cm/95kg ・生年月日:1992年3月3日 ・経歴:帝京高 ・ドラフト:2009年ドラフト6位 波乱万丈のキャリアを歩んできた原口文仁も、今季国内FA権を取得した選手の1人だ。 帝京高から2009年ドラフト6位で阪神タイガースに入団。2012年オフに育成契約になるなど、プロ入り後は度重なる故障に泣かされた。 2016年4月にようやく支配下復帰、一軍デビューを果たすと、いきなり5月の月間MVPを受賞。同年は107試合に出場し、打率.299、11本塁打、46打点の好成績を記録した。 2018年は代打を主戦場とし、球団のシーズン代打安打記録(23本)を更新。バットで存在感を示していた。 しかし、2019年に大腸がんが発覚し、長い療養生活を強いられた。それでも試練を乗り越え、2022年には33試合の出場で打率.324、2本塁打、10打点と結果を残した。 今季は代打の役割に加え、不調の大山悠輔に代わって一時4番打者を務めると、5月16日の中日戦では3ラン本塁打を含む4打点の大活躍。チームに欠かせない存在となっているだけに、今オフの去就に注目が集まる。
ベースボールチャンネル編集部