ロシア、問題直訴の司令官解任 兵士疲弊、部隊交代を訴え
ウクライナ侵攻に加わるロシア南部軍管区第58軍の司令官イワン・ポポフ少将が、前線で部隊が抱える問題を軍上層部に直訴した後に解任された。ロシア紙コメルサント電子版が13日報じた。ポポフ氏は兵士の疲弊を訴え、前線部隊の交代が必要だと主張していた。直訴は侵攻長期化と作戦指揮への強い不満が軍内部に広がっていることを示している。 民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が6月に起こした反乱も軍指導部への不満が背景にあり、国防省は対応を迫られる。 第58軍は、ウクライナ南部ザポロジエ州方面でウクライナ軍の大規模反転攻勢に対応している。（共同）
