沖縄の青少年が夢を描けない実態浮き彫りに 県が支援強化へ
沖縄テレビ
進路が決まらないまま中学を卒業したり高校を中退した若者を対象にした県の調査結果が公表されました。 県が昨年度実施した調査は進路が決まらないまま中学を卒業したり、高校を中途退学した、16歳から20歳までのおよそ70人を対象に支援施設の職員がヒアリングしたものです。 この中で進路が決まらなかったり中退に至った理由について「いじめ」や「非行」が多くあがったほか、中卒の進路未決定については「家庭の事情」との回答も多くさまざまな理由が重なり将来を描くことが難しい実態が浮き彫りとなりました。 また小学校の頃から家庭だけでは解決できない問題を抱えていたにも関わらず、支援施設を利用しなかったと答えた人が4割を占め、必要な支援が届いていない現状も見えてきました。 ▽琉球大学 本村真教授: 「子どもたちが夢をもって将来を歩みはじめることを持続的に小学中学高校と続けられるための早期の気づきと、もう一つは協議会があることで情報を適切につなげられる」 県は市町村単位で「子ども・若者支援地域協議会」の設置を推進し青少年の支援に取り組む方針です
沖縄テレビ