ライバルの健闘たたえ、次回へ思い新た かすみがうらマラソン表彰式
21日に開催された第34回かすみがうらマラソン兼国際ブラインドマラソン（茨城県土浦市、かすみがうら市、毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社など主催）は1万1651人が春の霞ケ浦湖畔を駆け抜けた。男子5キロの表彰式では1位の入賞者と一緒に登壇した子供にメダルが掛けられ、会場は和やかな雰囲気に包まれた。【鈴木美穂】 【写真でたっぷり】みんなで駆け抜けたかすみがうらマラソン 男子5キロで優勝した斉藤直希さん（27）＝ひたち医療＝は昨年に続き、長女綺聖（あやせ）ちゃん（3）と表彰台に立った。2位の相馬一生さん（29）＝FREERUN＝とは昨年もトップ争いを展開、1秒未満の差で敗れていただけに「今年はリベンジができてうれしい」と笑顔。2人にとって、かすみがうらマラソンは「年に1度の同窓会の場所」。相馬さんも「日ごろは一人で練習しているが、また一緒に走れると思うと頑張れる」と応じた。3位の藪田峻也さん（30）＝神栖TC＝も「トップ争いができて良かった」と振り返った。1～3位の記録は15分5秒でタイ。3人は「僅差！」と声をそろえ、次回への思いを新たにした。 各部門の1位の記録は次の通り。（敬称略） 【男子】 ＜フルマラソン＞①ガンドゥ・ベンジャミン（栃木陸協）2時間16分19秒 ＜10マイル＞①下條乃将（NDソフト）48分34秒 ＜5キロ＞①斉藤直希（ひたち医療）15分5秒＝大会新 【女子】 ＜フルマラソン＞①松村幸栄（コモディイイダ）2時間42分20秒 ＜10マイル＞①アビゲイル・ノードバーグ（シドニー）56分1秒 ＜5キロ＞①寺嶋悠葉（石巻専修大）19分10秒 ◇国際ブラインドマラソン 【男子】 ＜フルマラソンB1＞①加治佐博昭（JBMA）3時間7分27秒 ＜同B2＞①堀越信司（NTT西日本）2時間22分19秒 ＜同B3＞①高井俊治（徳島県三好市陸協）2時間39分15秒 ＜10マイルB1＞①高橋勇市（三菱商事）1時間8分46秒 ＜同B2＞①勝又直（群馬県）1時間10分32秒 ＜同B3＞①前田幸正（千葉県）1時間19分32秒 ＜5キロB1＞①三上直人（バンバンクラブ）25分43秒 ＜同B2＞①吉田英世（ウインドラン）22分42秒 ＜同B3＞①伊藤博正（JBMA）25分49秒 【女子】 ＜フルマラソンB1＞①近藤寛子（滋賀銀行）3時間21分58秒 ＜同B2＞①道下美里（三井住友海上）3時間4分44秒＝大会新 ＜10マイルB1＞①井口深雪（茨城県）1時間26分58秒 ＜同B2＞①西島美保子（福井楽障クラブ）1時間18分28秒 ＜同B3＞①柴原里美（東京都）1時間37分 ＜5キロB1＞①黒澤絵美（茨城県）27分38秒 ＜同B2＞①安部和美（バンバンクラブ）27分28秒 ＜同B3＞①吉田信野（千葉ミラクルズ）37分7秒
