女子生徒「やばっ…!おいしそう」一流料理人らが“卒業お祝い給食”…学校再開後も給食が提供できず
これらは被災地の給食作りはボランティア団体「北陸チャリティーレストラン」が1月から取り組んでいて、先月5日からはこの店で調理が行われています。能登町の小中学校などあわせて11か所に多い時で600食、野菜や肉をたっぷり使った日替わりのメニューを届けています。 ラ・クロシェット・橋田祐亮 オーナーシェフ「学校で簡易給食が始まったとはいえ冷たいものをまだ食べているというなかで、何か僕らでもできることがあればなと。あたたかいものを食べて少しでも元気につながればなと思ってやらせていただいています。」 ■被災した料理人たち…それでも“やりがい”を求めて 橋田さんのレストランも液状化現象で建物が傾くなどの被害が出ました。 橋田さん「田んぼに面した側の土地が…液状化した部分があったりして。地盤沈下が起こって20センチくらい沈んでる」 電気やガスは通っているものの営業ができない状態で、再開の目処は立っていません。橋田さんは「地盤沈下起こして基礎の部分が落ちてる。建物がさらに傾くと工務店からは言われている」と話します。 Q.このままでは? 橋田さん「使えないです。解体してどうするか。悔しいし寂しいし…でもしょうがない前を向いてやるしかないので」 それぞれが被害を受ける中、今できることをやりたいと集まった料理人たち。温かい給食で子どもたちに元気を届けます。 橋田さん「料理が好きというのはもちろんあるけど。その料理を食べて喜んでもらえるのが…この仕事の良いところだと思う。僕らは僕らで次の展開に向けて動き出さないといけないところがあるんですけども、避難所で困っているという声がある限りは、できる限り対応していきたいと思っています」
北陸放送