SUPER FORMULA

日本モータースポーツ界のトップカテゴリーのひとつであるスーパーフォーミュラ。2024年シーズンの第4戦富士では、トムスの坪井翔がより新しいタイヤのグリップを活かし、逆転勝利を挙げた。全日本スーパーフォーミュラ選手権（SF）は7月21日、静岡県の富士スピードウェイで2024年シーズン第4戦を開催。VANTELIN TEAM TOM'Sの坪井翔が今季初優勝を飾った。 【関連画像】レース終盤の坪井と大湯のトップ争い 第4戦の舞台となった富士スピードウェイは週末を通して好天に恵まれた。 薄曇りながら気温32℃、路面温度48℃という高温下で行われた20日の予選では、Kids com Team KCMGの福住仁嶺が1分22秒543をマーク。福住にとっては2021年第2戦鈴鹿以来、自身2度目、チームにとっては初めてのポールポジションを獲得した。 トップから0.017秒差の予選2番手にはTEAM MUGENの岩佐歩夢、同0.028秒差の3番手にはVERTEX PARTNERS CERUMO・INGINGの大湯都史樹が続いた。 21日の決勝は気温32℃、路面温度34℃、ドライコンディションで行われた。 スタートではポールシッターの福住がポジションを守って1コーナーを通過。その後方では、3番グリッド発進の大湯が2番手に、6番グリッドからスタートしたDOCOMO TEAM DANDELIION RACINGの牧野任祐が3番手に浮上した。 10周を終えてタイヤ交換が可能になると、首位の福住らは早めにピットインを行う作戦を採用。その一方で、ピット作業を遅らせる戦略を採用し、コース上の順位でトップに立った坪井は28周を終えるタイミングでタイヤを交換した。 4番手でコースに復帰した坪井は、30周目に牧野を、31周目にはTEAM MUGENの野尻智紀を捉えて2番手まで浮上すると、34周目にはトップの大湯をパス。最終的には後続に7秒の差をつけてトップでチェッカーを受けた。 2位は大湯。3位は野尻という結果となった。 2024年シーズン第5戦は8月24日～25日、栃木県のモビリティリゾートもてぎにて開催される。 2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権 第4戦富士 結果 2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権 ドライバーズランキング 2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権 チームスランキング