<Re:ゼロ>カペラが憑依した高橋李依の“ゲスい”演技に視聴者驚愕「悠木碧さんから高橋李依さんへのリレーがあまりに自然すぎて思わず3回見直した」
TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season』(毎週水曜夜23:30ほか、TOKYO MX・AT-Xほか全国21局で放送/ABEMA・dアニメストア・ディズニープラス・FOD・Hulu・Leminoほかで配信)の第55話が10月30日に放送された。水門都市プリステラの住民が人質に取られている都市庁舎に乗り込んだスバル(CV:小林裕介)は、魔女教大罪司教『色欲』担当カペラ・エメラダ・ルグニカ(CV:悠木碧)とついに対峙。その中でエミリア(CV:高橋李依)に変身したカペラがスバルを追い詰める場面があり、高橋李依の“ゲスい”演技に視聴者から驚きの声が上がった。(※以下、ネタバレを含みます) 【写真】レグルスに質問され、困惑するエミリア ■「Re:ゼロから始める異世界生活」 「Re:ゼロから始める異世界生活」は、2012年4月からWeb小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が始まり、2014年1月からMF文庫J(KADOKAWA)で刊行されている長月達平による小説を原作としたアニメ。突如異世界に召喚された主人公のナツキ・スバルが、死ぬと時間が巻き戻る“死に戻り”の力を駆使して、大切な人々を守るために過酷な運命に立ち向かっていくダークファンタジーだ。 これまでに、第1期(全25話)が2016年4月から9月、第2期の前半(全13話)が2020年7月から9月、後半(全12話)が2021年1月から3月にかけて放送されたほか、OVA2作品が劇場公開された。 2024年10月2日から始まった第3期は、「聖域」の解放から1年が過ぎ、平穏な日々を送るスバルたちのもとに王選候補者の一人アナスタシアから水門都市プリステラへの招待状が届くところから始まる。アニメーション制作はWHITE FOXが担当。監督を「トラペジウム」などの篠原正寛、シリーズ構成を「Free!」「はたらく魔王様!」などの横谷昌宏が務める。 ■クルシュのために怒るスバルに視聴者から共感の声 都市庁舎の屋上で魔女教大罪司教『暴食』担当ロイ・アルファルド(CV:河西健吾)と遭遇したスバル。レム(CV:水瀬いのり)の“記憶”と“名前”を奪った因縁の相手を前に、怒りで我を忘れそうになったスバルだが、「目的を思い出せ!」というユリウス(CV:江口拓也)の言葉で冷静さを取り戻す。 今、最優先でやるべきはカペラから都市庁舎を奪還すること。スバルはユリウスに後を託し、クルシュ(CV:井口裕香)を抱きかかえて屋根を移動し、都市庁舎の中へ。その際、スバルにしがみついて「離さないでくださいね」と怖がっているクルシュが「かわいい」と話題に。 ロイに“記憶”を奪われたことで、言動や服装が以前よりも女性らしくなったクルシュだが、鍛え直した剣力は今もなお第一線級。庁舎内で待ち構えていた黒竜を滅多斬りにし、一瞬にして倒してしまったクルシュに、今度は視聴者から「クルシュさんかっこよすぎるて」「さすがクルシュさん、記憶消えても強い」と声が上がった。 その隙に、捕らえられていた人質の女の子を助けるスバル。他の人たちも助けようと、女の子が指差す部屋を開けたスバルだが、中にいたのは何匹もの巨大なハエだった。さらには背後から悲鳴が聞こえ、振り返ったスバルは倒れているクルシュと、その隣で高笑いする人質の女の子を見る。スバルが助けたのは、少女に変貌したカペラだったのだ。 元の姿に戻ったカペラはクルシュの体を足で踏みにじり、スバルは「その人は! てめぇが足の下に敷いていい人じゃねぇって言ってんだ!」と激昂。これには、視聴者も「クルシュ様になんて事を…」「カペラ許すまじ」「クルシュ様を踏み付けにした刑でどうにかカペラを罰したい」と共感の声も多かった。 ■カペラがエミリアの顔と声でスバルを追い詰める カペラは自分だけではなく他人の姿も変えてしまえるようで、先ほどスバルが見たハエは都市庁舎で人質に取られていた人たちだった。カペラの蛮行に「理解できねぇ。なんで、なんであんな真似ができる!?」と不快感を露わにするスバル。しかし、ハエの外見のおぞましさに生理的な嫌悪感を抱いてしまったスバルは「あんな生き物を誰も愛せない」というカペラの言葉に返す言葉を失ってしまう。 そんなスバルを前に、カペラはエミリアに変身。「僕が彼女を愛するのは、彼女の心根に惹かれたからだ。彼女だけが僕を認めてくれたから。辛い時にそばにいてくれたから…」その姿も声もいつもの清楚でおしとやかなエミリアそのものでスバルは混乱する。しかし、カペラはため息をついたかと思うと、顔を歪めて「全部全部、綺麗事じゃねえか! 本気で愛が二人を結ぶってんなら、相手がハエになっても愛せるか試してみろってんですよ! 愛せるか? 愛せねえだろ! おぞましいもんな!」と吐き捨てた。 普段は絶対にあり得ないエミリアの表情や台詞、カペラが憑依した高橋李依の“ゲスい”演技に視聴者も驚愕。「カペラが変身したエミリアを演じてる高橋李依さんの演技すんごい」「エミリアたんの姿で相手を睨め付けるカペラ特有の笑い方をしてるところとか...最悪で最高」「エミリアからは今後一生見れないと思う表情、ありがとうございます笑」「悠木碧さんから高橋李依さんへのリレーがあまりに自然すぎて思わず3回見直した」と絶賛の声が上がった。 その後、カペラに右足の腿から下をもぎ取られたスバル。龍の血が混ざったというカペラの血を浴びせられたクルシュも悶え苦しむ。一方、避難の準備をしていたアナスタシア(CV:植田佳奈)のもとには魔女教大罪司教『憤怒』担当シリウス・ロマネコンティ(CV:安済知佳)が襲撃。更には突如都に濁流が押し寄せるなど、ラストにかけて畳み掛けるように悲劇が襲った。 ■文/苫とり子