パリの美術展で“特別賞”「くらしに平和と華を」わずか1センチほどの折り鶴アクセサリー《長崎》
パリの美術展で特別賞に輝いた小さな折り鶴のアクセサリー。 “くらしに平和と華を” 女性作家の思いが込められています。 ◆動画はコチラ(無料)
材料は千代紙。 (アクセサリー作家 大石華代さん) 「これが2.5センチ四方」。 大村市のアクセサリー作家大石 華代さん。かなり小さな千代紙を器用に折って作ります。
(アクセサリー作家 大石華代さん) 「(作っている最中は)無になっている。集中するこの感覚がとても好き。折り続けて、勝手に上手になった。羽を開くときが一番好き。きれいにできた」 完成したのは、1円玉よりも小さな “折り鶴” です。
(アクセサリー作家 大石華代さん) 「私にとって折り鶴とは、私の心そのもの。これをアクセサリーにしてみたい衝動があった」 大石さんが手掛けたピアスやイヤリングは、今年3月、フランス・パリで開かれた美術展で「特別賞」に。(世界芸術競技inパリ2024)
約200点の作品の中から審査員と来場者の投票で選ばれました。 (アクセサリー作家 大石華代さん) 「単純にびっくりした。私が!?って、そっちが強かった」
8年前、趣味で始めた アクセサリー作り。 自分の子どもに「個性を持ってほしい」という思いがきっかけでした。
(アクセサリー作家 大石華代さん) 「私自身も(個性を)子どもたちに見せないと分からないだろうと思ったので、私の個性は折り鶴だった。立体の このフォルムがすごく好き」 今では、9ミリ四方の千代紙でも折れるほどに。 折り鶴が小さくなったわけは。 (アクセサリー作家 大石華代さん) 「チャレンジャー精神があって、どんどん小さくしていった。どこまでできるのか、それが楽しくて」
去年7月、パリで開かれた日本文化の祭典「ジャパンエキスポ」が、作家としての転機になったそうです。 (アクセサリー作家 大石華代さん) 「笑顔でわかる、伝わるものが、お互いにあったので、その瞬間が平和だなと実感したし、一人ひとりが喜ぶと、本当に平和は勝手に拡散されると思った」