国際女性デー 蔡総統、ジェンダー平等3法の改正法施行を強調/台湾
(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は国際女性デーの8日、フェイスブックを更新し、昨年成立したジェンダー平等に関する3法の改正法がこの日正式に施行されたと語った。台湾の全ての女性が、何の心配もなく自分の進む道を選べ、自由自在かつ安全に暮らせることを望むとした。 この日施行されたのは、ジェンダー平等教育法や雇用におけるジェンダー平等法(性別平等工作法)、セクハラ防止法の改正法。蔡氏は与野党立法委員(国会議員)の努力により成立したと語った。 またジェンダー平等は台湾社会の重要な価値だとした上で、2016年の総統就任以来、国民の努力の下、アジアで初めて婚姻の平等を実現し、女性立法委員(国会議員)の委員全体に占める割合や経済協力開発機構(OECD)のSIGI(社会制度とジェンダー指数)はいずれもアジアトップになったと説明。政府は全ての性別に対してフレンドリーな職場づくりの推進に努力していると述べた。 蔡氏は、ジェンダー平等を推進することは途絶えることのない使命だとし、われわれは引き続き優しく、しっかりと歩みを進め、平等で誇れる台湾を残せると信じていると結んだ。 (温貴香/編集:齊藤啓介)