お笑いコンビ「鬼ぷりん」大石を兄に持つＡＢＣテレビの大石紗椰アナウンサー

　今年入社したABCテレビの大石紗椰アナウンサー（23）。19日に局アナとしての初仕事で“初鳴き”と呼ばれるニュース読みを行うが、この場に立つことができるきっかけをつくってくれた兄に感謝した。 　「高校3年のときにアナウンサーになりたいというあこがれを抱いた」という一方で「私なんかなれるはずがない」という思いも併せ持っていた。しかし、とんでもなく狭き門の「売れっ子芸人になる」という夢に向かう兄の姿を間近で見て「私もチャレンジするのはアリだよね」と、兄のおかげでマインドを変えることができたという。 　敬愛する兄は東京吉本に所属する結成3年目のお笑いコンビ「鬼ぷりん」の大石（29）。ひと足先に夢をかなえた大石アナだが、入社したABCテレビといえば日本のお笑い文化に革命をもたらすことになった「M―1グランプリ」が看板番組。それだけに「M―1で共演できればこんなにうれしいことはない」と、兄妹の新しい夢の実現を願った。 　一方で兄の影響もあって劇場に足繁く通い、自身もお笑いに並々ならぬ興味を抱いている。過去にはM―1に参加した先輩アナウンサーもいたことを知った大石アナは、少し迷いながらもまさかの「出ます」と出場宣言。ただ「相方が…」と、まずは一緒に出場してくれる人間を探すことから始めるつもりだ。