「コレクションしていた」 手錠などを盗んで売却の元富山県警警官に懲役2年6か月求刑 住宅ローン払えず売り上げを充てていた 富山
富山警察本部の倉庫から手錠や拳銃入れなどの警察の備品を盗み、インターネット上で売却していた元警察官の裁判が5日始まり、検察側が懲役2年6か月を求刑、即日結審しました。 【写真を見る】「コレクションしていた」 手錠などを盗んで売却の元富山県警警官に懲役2年6か月求刑 住宅ローン払えず売り上げを充てていた 富山 建造物侵入と窃盗の罪に問われているのは富山市清水町の元・県警の警部補、宮崎伸一朗(43)です。 起訴状によりますと宮崎被告は、2023年7月から3回にわたり富山県警察本部の倉庫で保管されていた拳銃入れなど合わせて6点を盗み、一部をインターネット上のフリマアプリで販売し、利益を得た罪に問われています。 5日の初公判で被告は起訴内容を認め、盗んだ理由について「廃棄される備品をもったいなく感じ、自分の好きなものだったためコレクションしていた」と話しました。 そのうえで人事異動で給料が下がったため、住宅ローンが払えなくなり、売り上げをあてていたと話しました。 検察側は「奥田交番事件後に改良された拳銃入れを外部に悪用されかねず酌量の余地はない」として懲役2年6か月を求刑。 弁護側は「県警を懲戒免職となり社会的制裁は受けた」などとして、執行猶予付きの判決が妥当と主張し裁判は結審しました。判決は9月24日です。
チューリップテレビ