【巨人】岡本和真が先制14号「相当強い気持ちを持ってないと振れない」解説の清原和博氏も絶賛
巨人の第89代4番が貫禄を示した。岡本和真内野手(28)が初回2死一塁、ヤクルト高橋の外角低めチェンジアップを真芯で捉えた。「反応で打てた。(スタンドに)行ってくれればいいなと走ってました」と見届けた打球は左中間席の最前列へ。7試合ぶりの1発となる先制&決勝の14号2ランを決めた。 【動画】雨上がりの夜空に打ち上げた!岡本和真の先制14号2ラン ダイヤモンドを1周する姿を、第64代4番清原和博氏(56)が放送ブースから見守っていた。テレビ解説のため訪れていた。「総理大臣と横綱と、巨人の4番は『第何代』って付きますから。相当強い気持ちを持ってないと、バットを振れないと思いますね」と絶賛。通算525本塁打を誇る清原氏からみても、重く特別な看板を背負いながらの豪快なアーチだった。 試合前、大雨洪水警報が発令するほどの雷雨が降り注いだ。試合開始が3度ずれ込み1時間遅れ。イレギュラーな展開も、ベンチ裏のロッカールームで腰かけながら準備。むしろ「今日のような試合は先制点が重要」と研ぎ澄ませた。高橋の立ち上がりをつかまえ、主導権を握りチームは3連勝で2位浮上。自身も43打点でリーグトップに浮上した。 2日前、移動日だった4日。川崎・ジャイアンツ球場に休みを返上した岡本和の姿があった。黙々とマシン打撃を約100スイング。バットが遠回りしないように修正して臨み待望の快音が戻ってきた。首位広島にも1ゲーム差に肉薄し、阿部監督からも「チームにとっても、本人にとっても大きい1発だと思う」と評価された。4番が4番らしく、バットでチームを押し上げていく。【上田悠太】