一度は先送りされた「オンライン立ち会い」 全国初の実施に向け鳥取県江府町でリハーサル さまざまなトラブルを想定し準備を急ぐ
日本海テレビ
投票率の向上に向け新たな選挙の形を模索します。投票所を遠隔で監視する「オンライン立ち会い」のリハーサルが6月28日、鳥取県江府町で行われました。 投票立会人 「最初の選挙人の方は投票する前に、投票箱を(何も入っていないか)確認する必要があるのではないでしょうか」 投票管理者 「失礼しました。すみませんが投票用紙をお返しください」 こう投票所でのミスを指摘したのは、投票所から2kmほど離れた場所にいた投票立会人。7月21日に江府町の町長選挙と町議会議員の再選挙が実施されるのを前に、「オンライン立ち会い」の導入に向けたリハーサルが6月28日、行われました。 全国初となるこの仕組みは、6月の智頭町の町長選と町議会議員の補選で導入される予定でしたが、いずれも無投票となり、先送りとなっていまいた。 6月28日は通信が切れた場合のリハーサルも行われ、トラブルに対応するため、投票所では投票管理人が急きょ代わりの立会人を選んでいました。その後、回線が復旧すると、補充の立会人は解任され、遠隔での立ち会いが再開されました。遠隔で立ち会った人は手応えを感じていたようですがー。 投票立会人 「実際の投票日は時間が長く、12時間くらいになると思います。それは苦痛になるんじゃないかという感じ」 県職員も課題を指摘します。 鳥取県 地域社会振興部 盛田聖一 部長 「少し音声の方が聞き取りにくい部分もあったのかなと。そこは改善の余地があるなと。(流れを)読んでいただきながらやったんですけど、本番はそういうことがないので、これから修練していただければ」 7月の選挙に向け準備を急ぐ関係者。全国初のオンライン立ち合いは、7月19日の期日前投票でのみ実施されるということです。
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