7日は立冬 浅所海岸に「冬の使者」
7日は冬の始まりとされる「立冬」。前日の6日、朝の青森県内は11月上旬~中旬並みの冷え込みで、最低気温3.9度の野辺地町など5地点で今季最低を記録した。平内町の浅所海岸ではシベリアから飛来し始めた「冬の使者」ハクチョウが羽を休めていた。 青森地方気象台によると、各地の朝の最低気温は青森市酸ケ湯氷点下0.5度、青森大谷1.5度、外ケ浜町蟹田1.6度、青森4.9度、弘前3.8度、八戸4.5度など。今季最低だったのは野辺地のほか大間4.2度、むつ市脇野沢4.3度、五所川原市市浦2.1度、五所川原4.0度、野辺地3.9度。 朝の浅所海岸周辺では、6羽ほどのハクチョウが水面を移動しながら身繕いや餌探しをする様子が見られ、日の出後の午前6時45分ごろには餌場へ一斉に飛び立った。毎朝犬の散歩で近くを通る同町の三谷長子さん(83)は「昔に比べるとずいぶん数は減ったけれど、来てくれると冬が来たと感じる」と話した。 7日の県内は、明け方にかけて寒気を伴う気圧の谷が通過、西高東低の気圧配置となり雨や雪の降る所が多くなる。山沿いでは同日にかけて今季初の積雪となる見込み。 大気の状態は非常に不安定となり、青森地方気象台は竜巻などの激しい突風、落雷、急な強い雨、ひょうによる農作物や農業施設等への被害に注意を呼びかけている。