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フォーブスが発表した2024年版の世界長者番付では、保有資産10億ドル（約1520億円）以上の「ビリオネア」としてランクインした「セレブリティ」は、14人だった。このうち10人は、過去4年のうちにビリオネアになった人たちだ。 これらのパフォーマーやアスリート、エンターテインメント業界の大物たちは、自らの名声を巨額の富に変えた「真のセレブリティ」だ。14人の保有資産の合計は、310億ドル（約4兆7000億円）にのぼっている。 ただ、番付に入ったセレブの大半は、本業以外の分野への進出によって財を成している。例えば歌手のリアーナは、LVMHと共同で創設したFenty Beauty（フェンティ・ビューティ）を通じてコスメ事業に進出。自らもランジェリーブランドSavage X Fenty（サヴェージ X フェンティ）を立ち上げ、これらを数十億ドル規模のビジネスに成長させたことで、資産を大きく増やした。 ラッパーで音楽プロデューサーのジェイ・Zは、高級シャンパンブランド「Armand de Brignac（アルマン・ド・ブリニャック）」とコニャック・ブランド「D'Usse（デュ・セー）」の創設により、ヒップホップ界初のビリオネアとなった（アルマン・ド・ブリニャックの株式はその後、50%をLVMHに売却）。ジェイ・Zはそのほかにも、ウーバーや決済サービスのブロックなど、複数の企業に出資している。 以下、最新の長者番付に名前を並べたセレブ14人の資産額を、下位から紹介する（ランキングは3月8日の株価と為替レートに基づき作成。かっこ内は左から、主な職業、年齢、国籍）。 ■14. テイラー・スウィフト／11億ドル（約1670億円、ミュージシャン、34歳、米国） スウィフトは、ほぼ作曲とパフォーマンスのみでビリオネアになった初のミュージシャン。世界各地を巡った「THE ERAS TOUR（ジ・エラズ・ツアー）」は、彼女におよそ1億9000万ドル（税引き後）をもたらしたと推定されている。 ■13. ディック・ウルフ／12億ドル （脚本家、77歳、米国） 犯罪捜査ドラマ「LAW & ORDER（ロー・アンド・オーダー）」シリーズや「FBI : 特別捜査班」を手掛けたウルフは、およそ30年におよぶキャリアのなかで、約20億ドル（税込み）を稼いだとされている。