「全く別物なので」ソフトバンク小久保監督、日本ハムに7連敗も冷静 全球団勝ち越しの「完全優勝」は届かず
◆日本ハム7×―6ソフトバンク(28日、エスコンフィールド北海道) 勢いづいた日本ハム打線を止められなかった。 ■指揮官の苦悩、4番の重責、家族の思い…ここでしか読めない珠玉の原稿盛りだくさん!【優勝特集はこちら】 1点リードの9回。締めくくりのマウンドを託されたルーキーの岩井俊介がつかまった。1死から水野に同点ソロを許し、なお満塁となって代打マルティネスにサヨナラの右前適時打を浴びた。 優勝が決まり、チームはクライマックスシリーズ(CS)を見据えた戦いを重視している。とはいえ、CSファイナルステージで対戦する可能性がある相手に7連敗を喫した。小久保裕紀監督は「連敗が続いたら、次は勝つでしょう。日本ハムが来るかどうか分からない。(CSとは)全く別物なので」と冷静に話した。 結果だけではない不安材料も残った。ここまで41盗塁でタイトルを争う周東佑京が途中交代。二回、二盗失敗の際、左膝を痛めたようなそぶりを見せた。小久保監督は「あまり良くないかもしれない。CSで万全にするのが一番なので」と説明。周東は「(CSまで)時間があるので大丈夫」と強調した。 CSの先発候補に挙がる東浜巨も7月以来の先発で4回3失点と苦しんだ。これでチームは今季の日本ハム戦の勝ち越しがなくなり、パ・リーグ全球団から勝ち越す〝完全優勝〟は消滅した。先を見据えれば、ダウンズの2安打、山川穂高の3ランなど好材料も残った。今季の残り5試合も意義ある戦いにしていきたい。(小畑大悟) 【おすすめ記事 優勝特集】 女性関係の不祥事で大批判…山川穂高を支えた妻の一言、小久保監督の長男&長女が父に贈る言葉、秋山幸二さんが語る小久保采配など西スポWEB OTTO!が総力取材したとっておき優勝記事がたっぷりです。 ▼下記の関連記事から▼
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