大漁旗に見送られ水産高生が新たな船出 カツオ一本釣りなど実習 三重・志摩市
志摩市の水産高校では新しい実習船で生徒らが航海実習に出航(三重テレビ放送)
三重県内唯一の水産科がある県立水産高校で航海実習が始まり、生徒らを乗せた新しい実習船「しろちどり」が24日に出港しました。 4代目となる新実習船「しろちどり」の出港式には、船員や保護者など約150人が集まり、谷奥茂校長が「目配り気配りをしてチームワークで乗り切って欲しい」と呼び掛けました。 63人の船員を代表して谷水孝之船長が「平穏な航海とは限らないが乗組員一同、安全運航に努めたい」と話しました。 海洋科2年の川瀬斗嵐さんは「共同生活では、1人では成し遂げられないこともみんなとなら成し遂げられることがある。頑張ってカツオを釣りたい」と決意を新たにしていました。 また、同じく海洋科2年の原聖弥さんは「カツオを釣ることが目標。どんなときも元気に」と大きな声で意気込みました。 岸壁では野球部の生徒などが大漁旗を掲げて校歌を歌い、同級生が乗り込んだ「しろちどり」を見送っていました。 長期航海実習は約1カ月の予定で、生徒たちは日本近海の太平洋でカツオの一本釣り漁技術を学ぶほか、海洋調査も行う予定です。