ミランが中盤補強を画策…今夏ユーヴェ退団のラビオに関心、年俸約8.9億円を提示へ?
昨シーズン限りでユヴェントスを退団したフランス代表MFアドリアン・ラビオに対し、ミランが関心を寄せているようだ。28日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。 現在29歳のラビオは2010年夏に母国の名門パリ・サンジェルマン(PSG)の下部組織に加入し、2年後にトップチーム昇格を果たした。トゥールーズへの武者修行を経て主力に定着すると、公式戦通算227試合に出場し24ゴール14アシストをマーク。2019年夏に完全移籍で加入したユヴェントスでも、5年間の在籍で公式戦212試合出場22ゴール15アシストという成績を残すなど、中盤の主軸として活躍した。 そんなラビオは今年の6月末でユヴェントスとの契約が満了を迎え、現在は無所属に。2024-25シーズンの欧州各国リーグも開幕したなか、現時点で新天地は決まっておらず、その動向には大きな注目が集まっている。 リヴァプールをはじめとしたプレミアリーグ勢やラ・リーガからの関心も噂されているラビオだが、セリエAでキャリアを継続する可能性も浮上しているようだ。報道によると、ミランがボルシアMG所属のU-23フランス代表MFマヌ・コネとともにラビオの動向を注視しているとのこと。同クラブはアルジェリア代表MFイスマエル・ベナセルのサウジアラビア移籍が取り沙汰されていることから、中盤の補強を検討しており、ラビオにオファーを提示する可能性があるようだ。 ミランは年俸550万ユーロ(約8億9000万円)という条件の提示を検討しているようだが、ラビオとその代理人がこのオファーに納得するかは不透明。『ガゼッタ・デロ・スポルト』はラビオがフリーエージェントであることを踏まえつつ、今夏の移籍市場閉幕後も交渉が続く可能性があると指摘している。 なお、ラビオと並行して関心を寄せるコネについては、すでに代理人と大筋合意に達したとも報じられている。ボルシアMGは移籍金として2000万ユーロ(約32億円)程度を要求しているようだ。
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