日本最大級のラン博覧会 国内外から2万点 幻想的な世界広がる 沖縄・本部町
[ようこそ! ランの世界へ 沖縄国際洋蘭博覧会](1) 沖縄国際洋蘭博覧会2023(主催・沖縄国際洋蘭博覧会実行委員会、特別協賛・沖縄タイムス社)が18~26日、本部町の海洋博公園熱帯ドリームセンターで開催される。会場には、国内外の約2万点のランが展示される。同博覧会は、開催36回を数える日本国内で最も古い国際的なラン展。この連載では、博覧会の歴史や各種イベント、出展ランや館内の装飾などを紹介する。 【写真】世界に羽ばくイメージ表現 ラン国際イベントでシルバーメダル 沖縄美ら島財団と熱帯植物管理社 ◇ ◇ 第1回沖縄国際洋蘭博覧会は、海洋博公園のテーマ「太陽と花と海」の花を象徴する施設として熱帯ドリームセンターが開館したのを機に、1987年2月に初開催されました。 コロナ禍による2度の開催延期があったものの、歴史を積み重ね、今では国内最大級かつ最も歴史のある国際蘭展として定着しています。 今回、国内をはじめ、ランの生産が盛んな東南アジアを中心に、さまざまな国や地域からよりすぐりの約2万点が出品されます。 博覧会の主であるコンクール審査では、鉢物、切り花、フラワーデザイン、ディスプレー、国外の五部門の優秀賞にそれぞれ関係する各大臣賞が贈られます。さらに最優秀賞には国内のラン展で唯一、内閣総理大臣賞が授与されます。 期間中は会場が色鮮やかに装飾され、幻想的な花の世界を楽しめます。この機会に国内最大級のランの祭典をご堪能ください。(海洋博公園管理センター植物課・島袋林博)