レスリング・須崎優衣、アジア選手権V 東京五輪後無敗で連覇が懸かるパリへ
◆レスリング アジア選手権 第3日(13日、キルギス・ビシケク) 女子5階級が行われ、50キロ級はパリ五輪で2連覇を目指す須崎優衣(キッツ)が優勝した。決勝は中国選手に8―4で逆転勝ちするなど、初戦から3試合を制した。 須崎が苦しみながら、パリ五輪前最後の実戦を勝利で締めくくった。初戦の準々決勝はコロナ禍で東京五輪は参加せず、対戦機会の少なかった北朝鮮選手。2―0から終盤に1点を返されたが、終了間際に2点を追加して逃げ切った。準決勝はベトナム選手に完勝したが、決勝は2―4とリードを許す展開。第1ピリオド終了間際に追い付き、第2ピリオドは4点を加え、巧みな守りで相手に反撃のチャンスを与えず。優勝の瞬間、ホッとした笑顔を浮かべた。 今大会は1月のザグレブOP以来で、五輪前最後の実戦として組んでいた。大会前には「プレオリンピックのつもりで挑みたい。絶対に勝ちにいくのはもちろん、その上で練習してきたことを試していきたい」と語っていた。これで21年東京五輪後から無敗をキープし、五輪2連覇に挑む。
報知新聞社