ラーメンには「1000円の壁」 経営を圧迫するのは材料・人件費以外にも… 7月3日からの新札発行で券売機が間に合わない!
そのほか… (麺家獅子丸 沓名翔平 店長) 「だしは数種類 煮干しを使っている。約1年前からずっと上がっている」 さらに「のり」も値上がりしていて、じわじわと経営を圧迫します。 ■ラーメンは「1000円の壁」が…しかし歯を食いしばるにも限界 ラーメン店側は、日本の国民食「ラーメン」が高級料理になるのは避けたいところ。これまでも「1000円の壁」があり、庶民の食べ物であるべきと、どこの店も値段を簡単には上げられないもどかしさもあるようで… (麺家獅子丸 沓名翔平 店長) 「ラーメンは『1000円の壁』がある。白湯ラーメンとしょうゆラーメンは、1000円を超さないように950円にしている。これ以上上がっていくなら、しょうゆ・白湯ラーメンも1000円にしないといけないかな」 加えて、この店が従業員の時給を1100円から1200円にしたのは約半年前。「材料費アップ」「人件費アップ」そして「新紙幣発行による券売機対策」、ラーメン店が歯を食いしばるにも限界はあります。 新紙幣対応の券売機の改修については、例えば愛知県大口町では上限50万円で補助していて、3日までに2件の申し込みがあったということです。 中小の店舗に対して手を差し伸べる自治体は、他には、東京・葛飾区が補助の上限30万円に。 このように新紙幣対応コストが大きくかかることを受けて、今後キャッシュレス化の国内の動きにも拍車がかかることが予想されます。
CBCテレビ