【長崎】初水揚げは去年の3倍!長崎魚市で初競り 巨大クロマグロも登場
NCC長崎文化放送
威勢のいい声が響きました。長崎市の魚市場で新年恒例の初競りが行われ、去年を上回る水揚げで幸先の良いスタートとなりました。 【写真】初水揚げは去年の3倍!長崎魚市で初競り 巨大クロマグロも登場
まだ夜も明けきらない中、競り場には、縁起ものの「タイ」に「ブリ」、高級魚の「クエ」、「アカムツ」など、五島や対馬、長崎近海で取れた約250種類の魚が並びました。 こちらは五島の定置網にかかった重さ192キロの「クロマグロ」。競り落としたのは仲買人歴20年の村上優さん(38)です。東京の豊洲市場に送ります。その豊洲市場では、5日、276キロの青森県大間産「クロマグロ」が、約2億円で競り落とされました。村上さんも良い値がつくよう期待しています。 仲買人・三陽・村上優さん: 「豊洲の方たちに評価してもらって値をつけてもらおうと思っています。(いい値がつくことを)期待しています、やっぱりマグロは」 長崎魚市の今年の初水揚げ量は、年始からの好天に恵まれ、去年の3倍となる450トン。「マダイ」は1キロ当たり5000円、「クエ」は8000円、「アカムツ」は1万5000円の高値がつきました。 仲買人・三陽・村上優さん: 「きょうは入荷量が多かったので、すごく盛り上がって自分自身も楽しかったです」 仲買人・古源商店・岩崎啓二さん: 「五島近辺のおいしい魚がいいと思う。商売がうまくいくように、たくさんの利益はいらんけど皆さんが喜ぶような時代にしたい」 長崎魚市総合企画部・山内一馬さん: 「年明け天候も安定していたので、初競り入荷量がとても多い状態でしたので一安心しています。また競りに関しても活気がある取引がされていたので幸先の良い2025年になったと感じています。巳年ということで商売には良い年とされていますので、私たちも日々努力をして長崎に水揚げされる新鮮でおいしい魚を全国に供給できるように今年も頑張っていきたい」 初競りの後、初市式が行われ、関係者らが鏡開きをして豊漁と水産業の発展を祈願しました。
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