まさに歴史的瞬間...! 21世紀に「国王を退位する」ことを決断した、3人のロイヤルたち
2023年の大晦日、デンマークのマルグレーテ女王が2週間後に退位し、長男のフレデリック皇太子に王位を譲る(国王フレデリック10世になる)と発表し、世界中を驚かせた。デンマーク王室で退位が行われるのは約900年ぶりのことだという。 【写真】日本、ブータン、スペイン他...21世紀に女王&国王を退位した各国ロイヤルを総まとめ デンマークでは稀なことかもしれないけれど、現代の王室ではいくつか例があり、2013年にはオランダのベアトリクス女王が、2014年にはスペインのフアン・カルロス国王が、2019年には日本の明仁天皇が退位している。そこで、21世紀に退位したアジアのロイヤル3名をピックアップ。
2019年:日本の明仁天皇
退位日:2019年4月30日 年齢:85歳 在位年数:30年 後継者:息子で現在の徳仁天皇 日本の皇室で約200年ぶりに退位したのが明仁天皇。退位にあたり、「私を象徴として受け入れ、支えてくれた人々に深く感謝します。皇后と私は明日から始まる令和時代が安定した実り多き時代になるよう心から願っています。日本と世界中の人々の平和と幸福を祈念します」と述べた。
2006年: ブータンのジグミ・シンゲ・ワンチュク国王
退位日:2006年12月14日 年齢:50歳 在位年数:34年 後継者:長男で、現在のジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王 16歳で王位に就いたジグミ・シンゲ・ワンチュク国王は、28歳の息子のために退位。「皇太子は国を治めることに伴う責任について多くのことを学ばなくてはならない。私は新国王が2008年の議会選挙の前に経験を積むことができるよう退位を決意した」と述べた。
2004年:カンボジアのノロドム・シアヌーク国王
退位日:2004年10月7日 年齢:81歳 在位年数:少々複雑。1941年から1955年まで国王に在位したが、父が引き継ぎ、彼は首相、国家元首を務め、後に亡命。1993年に再び国王となったが2004年に再度、退位。ということは厳密には在位年数は24年。 後継者:長男のノロドム・シハモニ国王
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