新「ローゼンケラー」3月5日オープン 福島市の旧店舗2階に 「駅前のにぎわいづくりに貢献したい」
昨年9月末で閉店した福島市栄町の「ビアレストラン ローゼンケラー」が3月5日、「ビア・ハウス ローゼンケラー」としてオープンする。旧店舗があった「ひかりビル」1階から2階に移る。代表兼チーフコック小林宣允さん(40)は「福島駅前のにぎわいづくりに少しでも貢献したい」と意気込んでいる。 旧店はアフターコロナで客足が戻る一方、ホールや厨房(ちゅうぼう)の働き手を確保できず、接客に支障を来すとの理由で閉店。閉店が伝えられて以降は連日常連客らでにぎわった。 88あった客席は半分以下の32席に抑える。「お客さま一人一人に目配りし、より良いサービスを提供したい」との思いからだ。看板料理のソーセージをはじめジャーマンポテト、ピザなどの洋食を残す一方、煮魚や煮物などの和食をメニューに加える。日本酒の品ぞろえも充実させる。小林さんは「元の店の良さを残しながら、新たな可能性を探りたい」と狙いを語る。
ランチは日替わり(税込み950円)、カツカレー(同1200円)、タンシチュー(同1500円)、チャーシューエッグ(同千円)を用意。ライスの量を選べ、サラダの食べ放題とコーヒーが付く。 旧店は40年超の歴史を誇り、再開を望む声が多数寄せられた。郊外型店としての再出発も模索したが、駅前活性化に関わろうと同じビルを選んだ。フロアマネジャーは小林さんの兄大介さん(43)が担う。兄弟の母で旧店を切り盛りしていた篤子さん(69)は「息子2人が同じ店名で続けてくれた」と喜んでいる。 営業時間は午前11時30分~午後2時と午後5時~同10時。土曜は夜のみで午後5時~同11時まで。日曜定休。問い合わせは29日以降に同店へ。