【阪神】村上頌樹が8回112球の力投 2勝目お預けも「負けなかったことが一番です」
阪神・村上頌樹投手が23日のDeNA戦(横浜)に先発登板し、8回3安打1失点。112球の力投でハイクオリティースタートをマークしたが、打線の援護に恵まれず2勝目はお預けとなった。 後続のブルペン陣の踏ん張りもあり、この日のゲームは1―1でドロー。試合後の村上は「(チームが)負けなかったことが一番です」と同僚たちの奮投を称えた。最大のピンチは1―1の同点で迎えた7回。二死満塁のピンチを背負ったが代打・大和を一邪飛に抑え込み窮地を脱出。一塁側ベイ党のタメ息と三塁側虎党の歓喜が交錯する中、右腕は何事もなかったかのように自軍ベンチへ帰還した。 この時点で球数は99。だが、岡田監督は続く8回のマウンドも背番号41に託した。「勝たせてやりたかった? (次の)1イニングでもしも点を取ったら勝ち投手やからな」。ブルペンに好投手を多数用意しておきながらも、粘投で援護を待つ村上に応えたかったと指揮官は明かした。
東スポWEB