【阪神】岡田彰布監督が「ちょっと想定外やな」と漏らした現状 監督10年目初の屈辱で再び単独最下位に転落
苦笑いを浮かべながら即答した。阪神・岡田彰布監督(66)は、報道陣から現在のチーム状況を問われて「そら、ちょっと想定外やな」と、少しだけ首をかしげた。痛恨の逆転負けで再び単独最下位に転落。開幕2カード連続負け越しはオリックス時代を含め、監督10年目で初だ。 「今やったら前川の方が調子いいからな」と今季初めて前川を5番で起用し、「どん底やろ」と評する佐藤輝を6番に下げて臨んだ。0―0の4回に1死から前川が左中間を破る二塁打で出塁し、続く佐藤輝が右前打を放って好機をつくった。その後、2度のリクエスト成功が絡んで2点を先取したが、6回に暗転した。 先発の西勇が、一挙3失点で逆転を許した。リリーフ陣は無失点で踏ん張ったものの、中野が自身初の2併殺打に沈むなど決定打を欠いた。「なんかファインプレーにあうなぁ。チャンスでな。まぁ、しゃーないけど」と不運を嘆く一方、勝負所で「一本出えへん。タイムリーが出えへん」と繰り返した。 開幕2カード連続負け越しスタートからリーグ優勝したチームは、3カード負け越しから頂点に立った2012年の巨人までさかのぼる。「別にまだ2カードやから。まだ当たってない3球団あるから。そこまでやな。ちょっと分からん部分が多いし。今年の戦い方というかな」と虎将。球団史上初の連覇を目指す24年は、2年ぶりの2カード連続負け越し発進となった。(中野 雄太)
報知新聞社