「甘柿の王様」富有柿の出荷スタート 愛媛県内一の産地・内子と大洲 例年より甘み強く
柿産地のJA愛媛たいき管内(内子町・大洲市)で16日、県内一の生産量を誇る富有柿の出荷が始まり、内子町五百木の和田柿選果場では約40人がオレンジ色に輝く果実をより分け、箱詰め作業に追われた。カメムシによる被害で収穫量の減少が見込まれるが、例年に比べ甘みが強く、玉太り良く仕上がっている。 同JAによると、管内では135戸が計約130ヘクタールで柿を栽培し、品種構成の5割が富有系の甘柿。富有柿は安定した甘みと品質の良さなどから「甘柿の王様」と呼ばれる。
愛媛新聞社