サウジアラビア政府興行「リヤド・シーズン」の米国初開催興行発表 メインイベントはクロフォードVSマドリモフ
プロボクシングのサウジアラビア政府興行「リヤド・シーズン」の米国初開催興行の発表会見が24日(日本時間25日)、米ニューヨーク州ニューヨークで行われ、8月3日(同4日)に米カリフォルニア州ロサンゼルスのサッカー専用スタジアム、BMOスタジアム(サッカー開催時2万2000人収容)で開催すると発表された。 メインイベントはWBA世界スーパーウエルター級タイトルマッチ兼WBO世界同級暫定王座決定戦で、WBA、WBC、WBO世界ウエルター級統一王者のテレンス・クロフォード(36)=米国=が、WBA王者のイスラエル・マドリモフ(29)=ウズベキスタン=に挑戦する。クロフォードは世界4階級制覇を目指し、マドリモフはWBA王座が初防衛戦となる。 ボクシング界で最も権威がある米国の老舗専門メディア「ザ・リング」の全階級を通じたプロボクサー最強ランキング「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」で1位に君臨するクロフォードは「リヤド・シーズンとトゥルキ・アラルシク(サウジアラビア娯楽庁長官でリヤド・シーズン総責任者)と組んで、彼らの米国初のボクシング・イベントを開催できることを誇りに思う。4階級目のリングに戻って、なぜ自分が世界最高のPFPファイターなのかを世界に知らしめるのが待ちきれない。イスラエル・マドリモフはすさまじく、おもしろいファイターだが、8月3日、彼は私の次の犠牲者になるだろう。テレンス・クロフォードの時代だ」と自信満々だった。 2018年ジャカルタ・アジア大会ミドル級金メダルのマドリモフは「テレンス・クロフォードは私の大好きなボクサーの一人であり、世界最高のボクサーの一人だ。このような機会を得ることができ、とても興奮している。神の意のままに」とコメントした。 クロフォードは昨年7月に4団体世界ウエルター級王座統一戦(米ネバダ州ラスベガス)でWBA、WBC、IBF統一王者だったエロール・スペンス(米国)に9回TKO勝ちしてスーパーライト級に続き、史上初の2階級での4団体統一王者となって以来の試合。マドリモフは今年3月にサウジアラビア・リヤドで行われた「リヤド・シーズン」で、初の世界戦で王座決定戦に臨み、マゴメド・クルバノフ(28)=ロシア=に5回TKO勝ち。新王者となった。 プロ戦績は11戦連続KO(TKO)勝利中のクロフォードが40戦40勝(31KO)、マドリモフが11戦10勝(7KO)1分け。