【新日本】棚橋弘至社長のG1連続出場が22大会で途切れる ボルチンのカミカゼを返せず完敗
<新日本プロレス:後楽園大会>◇3日◇東京・後楽園ホール G1歴代最多22大会連続出場&3度の優勝を誇っていた“社長”棚橋弘至(47)の夏が終わった。 「G1クライマックスBブロック出場者決定トーナメント準決勝」でカザフスタン出身の元レスリング・アジア王者ボルチン・オレッグ(31)と対戦。NEVER無差別級6人タッグ王座を保持するチームメートでもあるボルチンに対し、執拗(しつよう)に左膝を攻めたが、圧倒的なパワーで押し切られた。 最後は投げ技を連発され、カミカゼ(ファイアマンズキャリーで担ぎ上げ、助走をつけて走り、前方に回転して相手を背中からマットにたたきつける技)で3カウントを奪われた。 バックステージでも大の字にのびてしまった棚橋はG1出場連続記録が22大会で途切れ「夏、終わりました。マジか。すげえ逸材だと思うよ、ボルチンは。ああ、G1優勝する予定だったんだけど。そうか、そうだな、明日から来年のG1の準備をしようか。俺が最速でスタート切るから」と悔しさをかみしめながら控室へ消えていった。 ◆今年の「G1クライマックス34」 今月20、21日の大阪府立体育館(エディオンアリーナ大阪)2連戦で開幕する。Aブロック、Bブロックで各10人ずつ、合計20人が本大会に直接エントリー。さらに両ブロック残り1枠をかけた「出場者決定トーナメント」(各10人参加)が現在、開催されている。G1準決勝、決勝は8月17、18日の両国国技館2連戦で行われる。