酔って男性の背中刺した金髪シンママ「警察の書類も引き裂く」“マッチョ”素顔と謎の犯行動機
「漁協関係の仕事に携わる一家ではありません。転居してきた当時は容疑者の母親が近所に挨拶回りをしましたが、容疑者の姿はほとんど見かけたことがないんです。とはいえ、周辺の住民とトラブルもなく、ごく普通の家庭だと思っていました」(近所の女性) もうずいぶん前、自宅から幼い女児の声が聞こえてくることがあったとも。 「逮捕された奈菜江さんは夫と別居したのか、娘2人を連れて実家に戻ってきていた。離婚したという話も聞いたが、奈菜江さんの家の名字は『加瀬』ではないので婚姻関係は継続しているのかもしれない。少なくとも子持ちなのはたしかだ」(別の住民)
容疑者の母親を直撃
事件の背景や家庭事情を確認するため容疑者宅を訪問すると、容疑者の母親が玄関先で「事件につながるような悩みやトラブルに心当たりはありません」と話す。 「娘からは何も聞いていないんです。逮捕後に連絡がないどころか、もう2~3年ぐらい会っていませんから。それ以前はたまには帰ってきていましたけど」(母親、以下同) 容疑者は人妻だったはず。離婚したのか、あるいは夫と複雑な状況にあるのか。 「そこはノーコメントで。離婚の報告は受けていません」 夫婦関係がどうあれ、容疑者の子どもはだれかが面倒をみなければならない。祖母として預かっているのか。 「私は孫の世話はしていません」 ならば子どもの父親が面倒をみているのか尋ねると、 「……はい」 犯行動機については、一般的に男女関係や金銭トラブル、仕事上の問題などがこじれた可能性が考えられる。
上腕にタトゥー「やんちゃで目立つ子」
「そもそも娘と話をしていないので見当がつかないんです。被害者がどなたかも知りませんから。勤務先については会社に迷惑をかけるので教えられません」 やや戸惑った表情で質問に答える中、犯行態様から「奈菜江さんはキレやすい性格なのか」と尋ねると、かばうようにこう答えた。 「そんなことはないと思いますよ。怒りっぽいときもありますが、いつもニコニコして明るい性格です。それと親切です」 親としては、悩みがあるならば事件を起こす前に相談してほしかったに違いない。 「いま、それを言っても仕方ないと思います。被害者の方が命に別条はないということでその点だけは救われました。本当に申し訳なかったと思いますし、おケガの完治を祈るだけです」 被害男性とのあいだにどのようなトラブルがあったのか。前出の捜査関係者は「事前にふたりから警察に相談などはなかった」とだけ話す。また犯行時、容疑者は飲酒していたことも新たにわかった。 容疑者はSNSで、メガサイズのビールジョッキを両手で抱えて傾ける姿や、ギャルっぽい写真をアップ。異質なのは昨年10月に投稿した自撮りの“背中ショット”だ。 金髪をバサッと広げ、ピンク色のタンクトップから鍛えられた広背筋がのぞく。タトゥーの入った上腕はマッチョだ。 「同級生の話では、やんちゃで目立つ子だったみたい」(市内の飲食店女性) 動機を含め、事件の全容解明が待たれる。