ハウザー(2CELLOS)、新作ALより「月に寄せる歌」MV公開
4月24日から初の単独来日公演を開催するハウザーが、最新ソロアルバム『クラシックII』より「月に寄せる歌」のMVを公開した。 本楽曲は、幼少の頃からクラシックに親しんできたハウザーにとって特別な意味を持つという。祖国クロアチアからロンドンへ留学し研鑽を積んだハウザーは数々のコンクールに入賞、将来が楽しみな若手クラシック奏者として、チャールズ皇太子(当時)のためバッキンガム宮殿で特別演奏した経験をもつ。その時、名ソプラノ歌手ルネ・フレミングと共演したのがこのドヴォルザーク作曲のオペラ『ルサルカ』からの名アリア「月に寄せる歌」だった。 水の精ルサルカが王子への想いを歌うこの美しいアリアを初めて聴いた時に深いインスピレーションを受けたと言うハウザーは、「学生の時はチェロのレパートリーと教えられた演奏法に忠実になるから、既存の枠を飛び出すことは推奨されない。ルネ・フレミングがこのアリアを歌うのを聴いた時は、自分にとって極めて重要な、新たな方向性が見えた瞬間だった。それがきっかけで何か既成の概念にとらわれないことをしてみようと決めたんだ。このアリアをチェロ用に初めて自分で編曲してみたんだけど、それはまさに今の自分=”ハウザー”の始まりだった。このアリアを歌うルネ・フレミングの声に触発されて、チェロを歌手のように扱うようにもなった。そのおかげで自分は人々が共感してくれるロマンティックな歌うスタイルを身につけることができたのだと思う。この経験こそが自分のスタイルを決定づけたんだ」と当時を振り返っている。 ◎映像情報 YouTube『HAUSER - Song to the Moon』 ◎公演情報 【HAUSER REBEL WITH A CELLO JAPAN TOUR 2024】 4月24日(水)大阪・大阪国際会議場(グランキューブ大阪)メインホール 4月25日(木)東京・東京国際フォーラム ホールA 4月27日(土)東京・NHKホール ◎リリース情報 アルバム『クラシックII』 2024/4/19 世界同時 RELEASE <BSCD2枚組>SICC-30850~1 3,500円(tax in)