「全てのクレジットは買い」、米利下げで魅力高まる-マラソンCEO
(ブルームバーグ): マラソン・アセット・マネジメントのブルース・リチャーズ最高経営責任者(CEO)にとっては、米金融当局の利下げを受け、クレジット市場全体が魅力的に映っている。
リチャーズ氏は26日、ブルームバーグテレビジョンで「全てのクレジットは買いだ」と指摘。4-6月(第2四半期)の米国内総生産(GDP)確報値が前期比年率3%増になるなど、米経済が依然として比較的堅調な兆候を理由に挙げた。
さらに、米利下げに伴い、マネーマーケットファンド(MMF)の利回りも低下しており、投資家にとってはクレジットを含め、より利回りの高い資産に資金を移すインセンティブが生まれていると同氏は述べた。
金利の低下は、借り入れコストを圧縮することで、債務負担が比較的多い企業の利益を押し上げる見通しだと、同氏は指摘。また、資金調達コストの低下は、より多くの企業買収を可能にし、プライベートクレジット融資の機会創出につながり得る。
「当社のダイレクトレンディングチームはかつてないほど多忙だ。しかし、本当に忙しくなるのはこれからだ」と同氏は語った。
原題:Marathon CEO Says ‘Buy All Credit’ as Fed Cuts Interest Rates(抜粋)
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Jessica Nix