緊急着陸から2週間が経過…米オスプレイ「離陸には部品交換が必要」 警告灯がつき奄美空港に予防着陸
奄美空港(鹿児島県奄美市笠利)に緊急着陸した米海軍輸送機CMV22オスプレイ1機は5日、駐機を続けて2週間となった。同日午後5時現在も離陸できていない。九州防衛局によると、米側は「点検の結果、一部の部品を交換する必要がある」と説明している。 【写真】〈別カット〉奄美空港に駐機し続ける米海軍輸送機CMV22オスプレイ=5日午後4時15分ごろ、奄美市笠利の同空港
同局によると、部品の交換と整備、機体の安全確認後、離陸する予定という。米側は「警告灯が点灯したため予防着陸した」としているが、点灯の理由は明らかにしていない。 県港湾空港課によると、CMV22は、11月21日午後4時1分に緊急着陸した。6分前に那覇空港事務所から奄美空港管理事務所へ連絡があったが、事前の空港使用届は出ていなかった。同局によるとCMV22の所属は米カリフォルニア州サンディエゴのノース・アイランド海軍航空基地第30艦隊兵站(へいたん)多任務飛行隊。
南日本新聞 | 鹿児島
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