恐竜デザイン、商業利用OK…福井県、「恐竜王国」をPR
福井県は「恐竜王国福井」をPRしようと、県内の事業者や個人が無料で利用できる恐竜のデザインを公開した。3月の北陸新幹線県内延伸に向けて作ったデザインで、商業利用を通じて恐竜ブランドの発信強化を狙う。 県はこれまで、新幹線開業に合わせて福井駅前にティラノサウルスの実物大のロボットや、コンピューターグラフィックス(CG)の恐竜が表示されるディスプレーなどを設置してきた。今回、無料利用としたデザインは、こうした事業で生まれた恐竜のイラストやシルエットなどで、「恐竜エリア拡大プロジェクト デザインハンドブック」としてまとめて公開した。 県内で化石が見つかったフクイラプトルやフクイベナートルのほか、トリケラトプスなど計10種以上の恐竜を用意。スマートフォンのケースやスイーツなどに活用してもらうことを想定しており、県の担当者は「恐竜と組み合わせて面白い商品やサービスを考えてもらい、県外へのアピールにつながれば」と話している。 商業利用をする場合は、県魅力創造課に事前に申請する。問い合わせは、同課(0776・20・0227)。 【画像】公開されたフクイラプトルのデザイン=福井県提供