習氏とブラジル大統領が会談「関係は史上最良」 一帯一路でも協力へ
中国の習近平(シーチンピン)国家主席は20日午前(日本時間20日夜)、ブラジルの首都ブラジリアでルラ大統領と会談した。両氏は、戦略的パートナーシップの格上げで合意し、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」で協力することでも一致した。 【写真】ブラジルの首都ブラジリアで2024年11月20日、会見するルラ大統領=ロイター 中国国営新華社通信によると、習氏は会談で「近年、大統領と私のリーダーシップの下、両国は運命を共有する信頼できる友人となり、中国とブラジルの関係は史上最良の時期にある」と言及。両国関係を「より公平で、持続可能な地球の構築に向けて協力する運命共同体へと高める」と宣言し、一帯一路でも「ブラジルの発展戦略と連携する」と表明した。 ブラジルにとって中国は、最大の貿易相手国だ。共同記者会見ではルラ氏も「署名したパートナーシップは両国関係を新たな段階に道を開くと確信している」と述べ、さらなる貿易増に期待を示した。
朝日新聞社