大阪万博に実物大ガンダムを展示、横浜市の動くガンダムの資材を再利用も「今回は動かず」
バンダイナムコグループのバンダイスピリッツは26日、2025年大阪・関西万博で開設する人気アニメ「機動戦士ガンダム」の世界を表現したパビリオンに、実物大のガンダム像を展示すると明らかにした。今年3月末まで横浜市で展示していた動く実物大ガンダム(高さ約18メートル)で使われた資材を再利用するが、万博に展示するものは動かないという。 【写真】横浜市の山下ふ頭で展示されていた「動くガンダム」 同日、オンラインで開催された「ガンダムカンファレンス SUMMER 2024」で、チーフガンダムオフィサーの榊原博氏が発表した。展示される実物大のガンダム像は、過去にあったような立ち姿ではなく、片膝をついて上空に向かって右腕を伸ばした姿を予定している。 バンダイナムコグループの横断プロジェクト「ガンダムプロジェクト」は昨年10月、都内で開いたイベントでガンダムのパビリオンについて公表した。このイベントには大阪府の吉村洋文知事が登壇し、「個人的な思いですが、ガンダムの実物大を万博で見たい」と、バンダイ関係者らに訴え、今回はそれが実現した形となった。 令和2年12月から今年3月まで横浜市で公開され実物大の動くガンダムは、約175万人が観覧した。(西村利也)