4月から東京の大学に進学する息子。「家賃は4万円あれば足りる」と言うのですが、本当に大丈夫でしょうか?
大学に進学して、初めて東京で一人暮らしする方もいるでしょう。東京の家賃は地方と比べて高い傾向にあるため、どの程度かかるのか気になるところです。物件に4万円以下のものがあるのか、心配な方もいるでしょう。 そこで本記事では、初めて東京で一人暮らしする方の家賃事情や、4万円以下の物件についてご紹介します。大学生が必要とする1ヶ月あたりの費用の平均額もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。 ▼「大学無償化制度」の対象者とは? 年収要件や注意点を解説
東京で家賃4万円以下の物件に住んでいる方の割合
まずは東京で初めて一人暮らしをする方の家賃はどの程度か、平均額を見ていきましょう。 ・3万円未満:2.4% ・3万円台:4.0% ・4万円台:6.5% ・5万円台:17.0% ・6万円台:26.7% ・7万円台:24.5% ・8万円台:11.5% ・9万円台::3.0% ・10万円台:2.0% ・11万円以上:2.4% 株式会社AlbaLinkが実施した「初めての東京一人暮らしの家賃に関する意識調査」によると、初めて東京で一人暮らしをした際の家賃で最も多かったのは、6万円台の26.7%だと分かりました。 次いで7万円台24.5%、5万円台17.0%、8万円台11.5%と続いて4万円台は6.5%程度です。割合は一桁になりますが、家賃が4万円以下の物件に住んでいる方もいるようです。
家賃4万円以下の物件とは
4万円以下の物件を見たところ、築年数2年程度の物件もありますが、築30年以上の物件が多い傾向にあるようです。間取りはワンルームか1Kが多く見られ、シェアハウスだと9DKの物件も見られました。 ただし、シェアハウスの場合はシャワーやトイレ、洗面所などが共有になる点を念頭に置いておきましょう。 また、郊外は都心から離れますが、比較的安い賃貸の物件も多いでしょう。
大学生にかかる1年あたりの費用
ここからは、一人暮らしをする大学生に必要とされる1年あたりの費用の目安を見ていきましょう。表1では、独立行政法人日本学生支援機構「令和4年度 学生生活調査結果」を参考にして、昼間の大学に通う大学生にかかる費用を国立と公立、私立別にご紹介します。 表1