ハリソン・フォードがレッドハルクに!? 『キャプテン・アメリカ』第4作特報を徹底解説
こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ最近のマーベル、DCのアメコミヒーロー映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお届けします! 今回は7月12日に全世界で解禁になった、『キャプテン・アメリカ』映画第4弾にして、新『キャプテン・アメリカ』映画第1弾の『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の予告編解説です。 【写真】“キャプテン・アメリカ”を継承したサム(アンソニー・マッキー) まず今回の予告編解禁をもって邦題と日本公開日が決まりました。邦題は『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』、公開日は2025年2月14日。原題は『Captain America: Brave New World』。全米公開日は2025年2月14日ですから、日米同時公開というわけです。「ブレイブ・ニュー・ワールド/Brave New World」とは、新たな世界に勇気をもって立ち向かう……というような意味でしょうか? 予告編の解説の前に、本作についてわかっていることをあげておきましょう。 まず、この映画における“キャプテン・アメリカ”は、これまでのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に登場したキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースではなく、スティーブからその役割を受けついだサム・ウィルソンです。 サムは映画『キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー』に登場。この時は人工翼のフライトスーツを着て、通称「ファルコン」と呼ばれるヒーローとして活躍します。 映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』においてスティーブ・ロジャースが“キャプテン・アメリカ”としての役割を退き、サムにキャプテンのシンボルである盾を渡します。 『エンドゲーム』でサムが“キャプテン・アメリカ”を襲名したと思いきや、いろいろな事情があり、なかなか彼を新キャプテンと世間は認めてくれない。しかし様々な事件を経てサムは“キャプテン・アメリカ”になることを決意、世間に表明します。このくだりはドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』で描かれました。 なおこの時のサムはワカンダで作られた(つまり超金属ヴィブラニウムの技術を応用したと思われる)白いスーツを着ています。またサムにはホアキン・トレスという友人、相棒ができました。 さらに『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』では衝撃の事実が明かされます。スティーブ・ロジャースが行方不明だった時代、1950年代の朝鮮戦争時に活躍した“キャプテン・アメリカ”が存在したのです。政府はイザイア・ブラッドリーという黒人に超人血清を投与し、密かに戦わせていたのです。しかし人体実験的なひどい仕打ちをされ政府に失望、隠居生活を送っていました。サムはこの悲劇の人物の名誉を回復するため奔走しました。 映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は今までの『キャプテン・アメリカ』映画、そして『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』に続く流れですが、もう一つMCU作品として本作につながるラインがあります。それはハルク映画の1作目『インクレディブル・ハルク』です。この映画に登場したハルクことブルース・バナーの恋人ベティ、ハルクの血を浴び変異したと思われるサミュエル・スターンズ、そしてベティの父でハルクを追うロス元将軍が本作に登場します。さらにMCUのハルクはキャプテン・アメリカの超人血清を再現しようとして生まれた経緯があります。つまり本作はハルクの要素、おそらく超人血清をめぐる物語がポイントになりそうです。この超人血清をめぐるストーリーは『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』でも描かれていました。 このロス元将軍はのちに軍を退き、政府の要職につきます。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』や『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』『ブラック・ウィドウ』などにヒーローたちをあまり快く思わない政府側の要人として登場しました。今回彼は米国大統領になったという設定で登場します。演じるのはなんとハリソン・フォード! 今までロス役はウィリアム・ハートでしたが、彼が2022年に亡くなったため今回からハリソン・フォードが演じます。 さらに、『ブレイキング・バッド』『ザ・ボーイズ』『マンダロリアン』のジャンカルロ・エスポジートも何らかの役で登場します。