１時間を超えるノンストップ漫才を披露したテンダラー

　結成30周年を迎えた漫才コンビ「テンダラー」が28日、大阪・なんばグランド花月（NGK）で単独ライブツアーの初日となる公演「漫才会in大阪」を開いた。 　30周年の歴史が詰まった公演で、オープニングではデビューの頃から今までの写真が続々と映し出され、満員の客席は音楽に乗って登場した2人の声をかき消すほどの大きな拍手で迎え入れた。そこから始まった約1時間20分、しゃべりっ放しのノンストップ漫才。50代コンビとは思えないスタミナを見せつけたが、ツッコミ担当の53歳白川悟実はさすがに息切れして「ちょっと待ってくれ」。ボケ担当の50歳浜本広晃に「ハァハァゆうてるやん」と突っ込まれていた。 　後半はコントも披露。ゲストに姉妹コンビ「海原やすよともこ」が登場し、こちらも大歓声を浴びた。ともこは前半のノンストップ漫才を絶賛。「勉強させてもらいました」と話すとともに「25周年の時も読んでもらって、また5年後も呼んでもらえるように頑張らないと」と話すと、浜本は「それはぼくらも同じ。5年後も頑張って記念公演をできるようにならないと」と気を引き締めた。 　また、白川は自身が率いるロックバンド「ジ・白川バンド」がアマチュアバンドの世界一を決めるイベント「エマージェンザ・ジャパン」で日本の決勝大会に進出することが決定。ここで勝てば8月に行われるドイツでの世界大会に出場する。8月はテンダラーとしても米ロサンゼルス公演を控えており、まさにワールドワイドな活躍になる可能性も秘めているだけに「頑張ってきます」と決勝大会へ向けて気合を入れていた。