台湾の楊勇緯、柔道世界選手権で銀 ポイント1位でパリ五輪へ 男子60キロ級
(台北中央社)柔道の世界選手権は初日の19日、アラブ首長国連邦・アブダビで男子60キロ級が行われ、台湾の楊勇緯が銀メダルを獲得した。同大会はパリ五輪の出場選手を決めるためのポイントが積算される最後の大会で、楊はポイントランキング1位での五輪出場が決まった。 ベルギーやエジプト、フランス代表の選手を下して進んだ準決勝で、楊は個人資格の中立選手として出場したロシアの選手に当たった。楊にとって2連敗中の相手だったものの、相手の反則負けで楊の決勝進出が決まった。 決勝で戦ったジョージアのゲオルギー・サルダラシビリは世界ランク8位で、同1位の楊とはこれまでに1勝1敗。延長戦に突入する接戦だったものの、楊は技ありを取られて敗れた。 楊は2021年の東京五輪銀メダリスト。今大会で、台湾の選手として初めて柔道世界選手権の銀メダルを手にした。 (黎建忠/編集:田中宏樹)