「裏金もらってたか」「もっと国会で頑張ってほしかった」蓮舫氏と小池氏、笑顔の応酬
蓮舫氏は小池氏に対し「都議会で答弁拒否の姿勢が目立つ。活発な議論が国会のように行われているとは思えないのが非常に残念だ。『70万件』も4年に1回だ。4年に1回ではなく毎年チェックした方がいい。これは専門性を持った私からの意見だ」と〝指南〟すると、小池氏は「アジャイル(機敏)に改善を重ねている」と説明したが、蓮舫氏は繰り返し、首をかしげて疑問視してみせた。
小池氏も突然、参院議員を辞めて都知事選に出馬した蓮舫氏に対して、こう皮肉を込める。
■「蓮舫さんは国会の華」
「都民の命、暮らしを守るために、もっと野党が頑張ってくれればよかったのではないか」
蓮舫氏は「野党は頑張っているけど、与党がきかない。なぜなら、裏金に集中しているから」と返したが、小池氏は「その点でもっと蓮舫さんは国会で華ですよ。頑張ってほしかったですね─」と語った。
蓮舫氏は「今度は東京都の華になりたい」と述べた上で、小池氏がかつて在籍した自民党清和政策研究会(安倍派)を挙げて「ちなみに裏金もらっていましたか」と質問。小池氏は表情を崩すことなく、「ないですね。パーティー券を売らないと(派閥は還流分を)戻してくれないわけでしょ」と返した。
蓮舫氏は討論会の終盤に「小池さんの話はすごく勉強になって、私なら『もっとやれる』と思った。(内苑が原生林という)『噓』を改めてくれたのはありがたいが、やはり思いがそんなにないのかなと非常に残念に思った。行政改革、お金の使われ方にあまりご関心がないのかな」と重ねると、小池氏は「都政の概要をしっかりと都民に伝える必要がある、情報が十分伝わっていない」と返した。