センバツ高校野球 作新学院/石橋 選手紹介/12 /栃木
◇強気なリード持ち味 作新学院 岩出純捕手(1年) 1年生ながらインコースを果敢に攻める強気なリードが持ち味。「学年に関係なく、言うべきことは遠慮せずに伝えなければ」と扇の要として自覚を口にする。 「盗塁阻止こそ捕手の見せ場」と送球にも自信をのぞかせる。背景には小学6年間励んだ水泳があるといい、「柔らかい筋肉が付いて肩の可動域が広くなった」。 昨秋の県大会、関東大会では途中出場も含めて6試合に出場し経験を積んだが、打撃で快音は響かなかった。冬の自主練習では、1日にティーバッティング300球を自らに課した。課題克服の先には「甲子園で全試合スタメンマスクをかぶりたい」と正捕手の座を狙う。宇都宮市立陽東中出身。175センチ、80キロ。【井上知大】 ◇苦手だった守備、成長 石橋 原佑太内野手(1年) 昨秋の1年生大会では、打率4割5分と好調だった。だがこの冬、腕立て伏せなど上半身のトレーニングに取り組んだことで、スイングスピードが上がり、今までと同じタイミングで打てなくなってしまった。「無駄な力が入ってしまう。このスピードに慣れたら強い打球が打てるはず」と練習に励む。 これまで苦手だった守備は、「ノックの時に左右に何度も走ったことで、一歩目が早くなり、捕れるボールが多くなった」と成長を感じている。 さらに体を大きくするため、2月から朝ご飯の白米の量を倍にし、400グラム食べている。「ピンチやチャンスで打って、チームの流れを変えたい」。宇都宮市立豊郷中出身。171センチ、69キロ。【鴨田玲奈】