首位との勝ち点差はわずかに「2」 2試合続けて“アップセット”を演じたアストン・ヴィラはタイトルレースに加わったか?
アストン・ヴィラで手腕発揮のエメリ
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。プレミアリーグ第16節、ヴィラ・パークでは無類の強さを誇るアストン・ヴィラがホームにアーセナルを迎えた。7分、右サイドを完全に崩すと、FWレオン・ベイリーがペナルティエリア深くまで進入。ゴール前にパスを送ると、最後はMFジョン・マッギンが反転しながらの難しいシュートを決め、先制に成功。立ち上がりの1点を守り切ったアストン・ヴィラが勝利を収めた。 ミッドウィークに行われた昨季王者のシティ戦に続いて、アーセナルまで攻略した。クリスタル・パレスに逆転勝利し、アーセナルを抜いて首位に浮上したリヴァプールとの勝ち点差はわずかに「2」。ついにプレミアリーグトップの背中を捉えた。 一気にタイトルレースに加わったとの見方もあるアストン・ヴィラだが、指揮官のウナイ・エメリはあくまでも冷静だ。英メディア『FourFourTwo』が伝えている。 「第30週、第32週に入ったとき、その時に今と同じ位置にいれば(タイトルレースについて)話せるだろう」 2022年10月にアストン・ヴィラの監督に就任したエメリ。昨季は降格の危機にあったチームの立て直しに成功、今季はビッグクラブを次々と破り、上位争いを演じている。エメリがプレミアリーグで初めて指揮を執ったアーセナルでは好印象を残すことができなかったが、アストン・ヴィラではその手腕をいかんなく発揮している。このままリーグテーブルを混乱させる存在になり続けることができるだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部