内藤大希×平野良に聞く『る剣』への意気込み
歴史ある作品の新たな一歩を見届けて
――原田さんの演出の魅力を教えてください。 平野 掘り下げる余地も残してくれているし、役者に委ねてくれている感じもあってやり甲斐があります。 内藤 優一さん自身も素敵な役者さん。前回ばっち(相葉裕樹)が演出を受けているのを見ていても、役者に寄り添って助けてくれる方だと感じました。演出家として大変な時期もあるだろうけど、それを感じさせない。楽しく稽古に参加できます。役をしっかり務め上げることが優一さんへの恩返しになるかなと思いながら向き合っています。 ――稽古前ですが、見どころ、注目ポイントはどこになりそうでしょう。 平野 やっぱり歌ですね。みんなで歌うようなところが一番楽しみかも。歌も芝居もアクションもあり、二部では笑いもある。年末年始にふさわしいエネルギーの作品になると思います。大いに期待して遊びに来ていただけると嬉しいです。 内藤 るひまさんの作品で新しく出会う方って、すごく仲良くなれるので今回もとても楽しみにしています。一部はお仕事、二部は借り物競走みたいな感じ(笑)。一部と二部を合わせて身も心も消耗するのが年末のるひまさんというイメージです。二部の演目ではコントもあるだろうし。僕、コントの良くんを見るのも好きで、本当に楽しみなんです。以前もハマってしまい、松田岳くんとずっと笑っていましたし、別現場で会う時も話したくらい(笑)。また見られると思うとワクワクしています。岳くんもゲストでくるのでそれも楽しみです。 ――最後に、楽しみにしている皆さんへのメッセージをお願いします。 平野 初めてシアターHに足を運んでくださる方も多いと思います。10年以上続いたシリーズがシンる・ひまになり、150年の歴史を持つ劇場から今年できた劇場になります。また一つ、新たな歴史・伝説を一緒に作れたらいいなと。作品はお客様が入って初めて完成するので、ぜひその目撃者になっていただきたいと思います。 内藤 人数が少なくなった分、それぞれの役者さんへのフィーチャーの配分も大きくなると思います。別現場で知った推しの新たな魅力に、るひまさんならではの形で触れられるので、絶対に楽しんでいただけると思います。ぜひ楽しみにしていてください。 取材・文:吉田沙奈 <公演情報> シンる・ひま オリジナ・る ミュージカ・る 革命『もえ・る剣』 東京公演:2024年12月27日(金)~2025年1月2日(木) シアターH 大阪公演:2025年1月18日(土)~1月19日(日) サンケイホールブリーゼ