初練習に臨んだJ1鹿島の中後雅喜新監督（撮影・佐藤成）

　J1鹿島アントラーズは9日、茨城・鹿嶋市の練習場で、コーチから昇格した中後雅喜新監督（42）のもと新体制初練習に臨んだ。 　チームは6日にポポビッチ監督の解任を発表。中後コーチが監督に就任し、本山雅志氏（45）と羽田憲司氏（42）がトップチームの新コーチになることが決まった。 　練習後取材に応じたDF安西幸輝（29）は「選手が悪いなという風には感じます。申し訳ないですけど、次に向かってやるしかない」と監督交代への責任を口にした。 　中後新監督とは、プロ1年目の東京ヴェルディ時代にともにプレーした仲だ。「その人がこんな早いタイミングで監督になるっていう、（岩政）大樹さんがなった時も同じ感覚だったんすけど、勝たせてあげたいな、っていう風に思います」と新監督のために戦う思いを明かした。 　羽田コーチ、本山コーチのほか、強化責任者には中田浩二（45）が就任するなど、かつての黄金期を知るメンバーがチームを支える体制となった。自身も海外移籍を挟んだが、18年に加入したベテラン組の1人。「鹿島を昔から知っている選手だったり、そういう選手がやっぱりしっかりチームを団結できるようにまとめていきたいなという風には思ってます」と強い自覚を示した。